紛争ダイヤモンドについて考えさせられる、実話に基づいたリアリティーある映画「ブラッド・ダイヤモンド」の感想

監督:エドワード・ズウィック

脚本:チャールズ・リーヴィット

キャスト:レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・コネリー、ジャイモン・フンスー、マイケル・シーン、アーノルド・ボスルー

製作年:2006年

製作国:アメリカ

上映時間:143分

 

あらすじと見所

 

輝きの裏にある人間の欲深さをみた、映画「ブラッド・ダイヤモンド」

激しい内戦が続くアフリカ、シエラレオネ。元傭兵である密売人ダニー・アーチャー(レオナルド・ディカプリオ)は現地で漁師をしているソロモン(ジャイモン・フンスー)に巨大なピンク・ダイヤの在り処を聞く。反政府軍とピンク・ダイヤを巡る争いが激しくなる中、ジャーナリストのマディー(ジェニファー・コネリー)は反政府軍の資金源となっているブラッド・ダイヤモンドの真相に迫る。はたしてピンク・ダイヤは誰の手に。そして激化する地域紛争を止めることはできるのか。

実話に基づいたブラッド・ダイヤモンドの真相に迫った映画です。社会派サスペンス映画ですが難しくありません。アクションシーンも見応えがあるのでエンターテインメントとして楽しめます。2006年度アカデミー賞では主演男優、助演男優、音響編集、録音、編集と5部門にノミネートされています。

 

ブラッド・ダイヤモンドとは

 

輝きの裏にある人間の欲深さをみた、映画「ブラッド・ダイヤモンド」

Wikipediaより
紛争ダイヤモンド(ふんそうダイヤモンド、フランス語: Diamants de conflits、英語: Blood diamond)とはシエラレオネなど内戦地域で産出されるダイヤモンドをはじめとした宝石類のうち、紛争当事者の資金源となっているもの。 血塗られたダイヤモンド (blood diamond)、汚れたダイヤモンド (dirty diamond)、戦争ダイヤモンド (war diamond)とも呼ばれる

この映画ではアフリカ、シエラレオネを舞台にしていますが、実際、このような紛争はたくさんの国でおきています。反政府軍がダイヤモンドを紛争の資金とし、武装を整えるので戦いが長引きます。ダイヤモンドを採取する労働者は現地のアフリカ人で、強制的に奴隷のように働かされます。

 

阻止するのは消費者

 

輝きの裏にある人間の欲深さをみた、映画「ブラッド・ダイヤモンド」3

ダイヤモンドを中心にたくさんの人々が犠牲になっていることを知りました。実際はお金が欲しいために犠牲者を生むのだと思いますが、これ程までに殺し合いが行われている世の中は怖いと思いました。映画の最後に「阻止するのは消費者である」の言葉はとても責任を感じました。僕たち消費者が何も考えずに購入している物が、実は大変な物だったりすると言うことです。人間の欲はとても恐ろしいものです。

最後の最後まで考えさせられる映画でしたが、レオナルド・ディカプリオとジャイモン・フンスーの血管が切れるのではないかと思わせる鬼気迫る演技は凄いです。ガチンコのバトルの連続です。

 

 

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